また、ジャディアンスとフォシーガの違いとしてはも挙げられます。


ジャディアンスとフォシーガのダイエット効果を比較するため、それぞれの体重減少に関する臨床試験の結果をまとめました。
結果は下記の通りです。


SGLT2阻害薬だけを使用する場合は低血糖は起こりにくいのですが、併用薬の効きが良くなるため注意が必要です。

※ 上記 4つのお薬は、”fantastic four”とも呼ばれ、SGLT2阻害薬・ARNI(エンレスト)・β blocker・ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬がそれに相当します。

飲む量ではジャディアンスが10mgまたは25mg、フォシーガが5mgまたは10mgという違いがあります。

SGLT2阻害薬を服用すると尿中の糖が増えるため、尿路感染症の副作用に注意が必要です。

腎臓で糖を再吸収するたんぱく質(SGLT2)を阻害し、糖を尿中へ排泄するお薬です。
糖尿病治療薬として保険適応があります。
薬の作用によって、1日あたり約400キロカロリーのブドウ糖が尿中へ排出されるため、ダイエット効果が期待できます。
商品名としてカナグル、スーグラ、フォシーガ、ジャディアンス、デベルザ、ルセフィ等があります。

SGLT2阻害薬を服用することで尿中の糖が増えるため、主に膀胱炎等の尿路感染症、膣カンジダ症等の性器感染症が懸念されています。また、尿量増加による頻尿にも注意が必要です。

SGLT2阻害薬とはナトリウム・グルコース共輸送体(Sodium-glucose cotransporter-2)という腎臓の近位尿細管でのブドウ糖の再吸収に関わるたんぱく質の働きを抑えることで、尿に余分な糖を排出することで血糖値を低下させる薬です。単独で投与する場合は低血糖を誘発するリスクが少ない糖尿病の治療薬として広く使用されています。


ここでは、SGLT2阻害薬の効果や副作用についてご紹介していきます。

ただし、人によって体質や健康状態などに違いがあります。
そのため、
特に1型糖尿病や2型糖尿病、慢性心不全、慢性腎不全の治療をしている人は、必ずかかりつけ医に相談してください。

ジャディアンスとフォシーガでは、フォシーガの方がより強いダイエット効果が期待できます。

そんなSGLT2阻害薬に心不全を改善する心保護作用があるということが、近年、言われてきています。当院でも心不全の患者様に対し、SGLT2阻害薬を使用する機会が増えました。

SGLT2阻害薬の副作用と頻度は、以下のように報告されています。

ジャディアンスやフォシーガを飲むときは、自分が使用する目的や求める効果しっかりと把握してそれに合わせて使い分けることが大切です。

SGLT2阻害薬はその作用機序からケトアシドーシスに注意が必要です。

今回は通院患者さんの背景疾患として増えてきました糖尿病のお薬の中で、特に心臓・腎臓の両者を守る効果も兼ね備えたSGLT2阻害薬についてのお話をしたいと思います。

そのため、SGLT2阻害薬で高い治療効果を期待することができます。

なお、ジャディアンスとフォシーガのどちらにするか決めかねてしまう場合は、1度どちらかを継続して飲んで効果や副作用の現れ方をみてから切り替えることも可能です。

SGLT2阻害薬では心血管疾患や腎疾患に対するデータが示されています。

SGLT2阻害薬を服用すると尿中の糖が増えて細菌が繁殖しやすくなるため、注意が必要です。

糖尿病の薬なのに腎臓を守る?SGLT2阻害薬の腎保護作用について

ダイエットの基本はいかに体脂肪を減らすかがポイント。

そのためには運動によりエネルギー消費を増やして体脂肪を燃焼させ、食べ過ぎを防いでエネルギーの過剰な流入を止めることにつきます。

食事療法のポイントは炭水化物を制限しようとするのではなく、意識してタンパク質摂取に務めることです。

人は必要なタンパク質量を摂取するとそれ以上は食べたいという気持ちが少なくなるからです。

朝食や昼食にも肉や魚なら100グラム程度、その他乳製品、卵、大豆製品などで毎食タンパク質として20から30g摂取しましょう。

特に朝食のタンパク質が不足している人が目立ちます。

現在朝食を食べないか、少ししか食べないにもかかわらず肥満の人は、朝食を摂ることからスタートしてください。

それでも減量が困難な場合は、お薬による治療を検討すると良いでしょう。

糖尿病の方なら、GLP-1受容体作動薬やメトホルミンのような食欲抑制作用を伴うお薬を使用することにより、血糖値の改善と食事制限も同時に行うことが期待できます。

糖尿病のない肥満症の方は、保険適用があれば食欲抑制薬サノレックスや漢方薬などを併用すると良いでしょう。

以上のように、ダイエットのためにSGLT2阻害薬を用いて減量を試みることは適切な方法でないことをお話ししました。

ただし誤解のないようにしていただきたい点は、フォシーガ、ジャズダンスなどのSGLT2阻害薬は適切に使用することにより、糖尿病治療薬としてだけでなく、心臓病腎臓病治療薬としても大変優れた薬であり、私も糖尿病患者さんに処方することが多いお薬のひとつであることを申し添えます。


この中では、フォシーガとジャディアンスが慢性腎臓病に対する効能または効果が承認されています。 SGLT2阻害薬の腎保護作用について

SGLT2阻害薬を服用すると、尿量が増えることで体内の水分量が減るため、脱水に注意が必要です。

今、期待のお薬 vol.2 SGLT2阻害剤 余分な糖を尿から捨てるお薬

2015年に発表されたEMPA-REG OUTCOME試験では、心筋梗塞や脳卒中の既往のある2型糖尿病患者に対して、既存の治療薬にSGLT2阻害薬であるエンパグリフロジンを併用することにより総死亡を32%、心血管疾患による死亡を38%、および心不全による入院を35%、低下させることができたという報告でした。これらのリスク低減効果は種類により差はありますが、他のSGLT2阻害薬でも認められています。

SGLT-2阻害薬(ジャディアンス,フォシーガ)は,血中のブドウ糖を尿の中に排泄してしまうことにより,血糖値を下げます。

SGLT2阻害薬を服用すると血液中へ戻る糖が減少するため、血糖値が低下します。

商品名としてカナグル、スーグラ、フォシーガ、ジャディアンス、デベルザ、ルセフィ等があります。 SGLT2阻害薬による減量効果

ダイエット目的でジャディアンスやフォシーガを飲む場合は、メトホルミンやリベルサスなど
ただ、メトホルミンとリベルサスは併用注意薬に該当するため併用するときは副作用などに注意が必要です。

SGLT2阻害薬は心不全でも腎障害でも頼りになるマルチプレイヤー

ジャディアンスとメトホルミンの併用については別の記事で紹介しています。
ダイエット効果が期待できる医薬品同士の併用に興味がある人は、あわせてお読みください。

国内では現在、商品名「フォシーガ」「スーグラ」「カナグル」「ルセフィ」「デベルザ」「ジャディアンス」があります。

また、SGLT2阻害薬は心血管疾患や腎疾患の予防や治療に効果があることも研究されています。

SGLT2阻害薬 安全に使ってその有効性を最大限維持させましょう

SGLT2阻害薬に特有の症状ではありませんが、ショック・アナフィラキシーに注意が必要です。